はじめに:
JRで米原から岐阜に向かって次の駅が醒井(さめがい)です。 ここは昔
の中山道醒井宿があった所です。 この醒井はきれいな湧き水が流れているこ
とで知られています。
自然との共生(03年7月)
清流の地蔵川
湧き水の小川(地蔵川)には梅の花に似た花を咲かせる梅花藻(ばいかも)
が揺れています。去年(2003年)7月に続き 今年(2004年)9月9
日に醒井を訪ねてみました。
梅花藻の風景:
梅花藻は夏の花です と思い込んでいましたが 夏には限らないようです。
土地の人にお聞きしたところ 一年中見ることができるけれど10月一杯なら
ば十分に楽しめるとのことでした。湧き水の温度は年間を通じてあまり変化が
ないためかも知れません。夏はとても冷たく感じられます。夏は西瓜やお茶を
つけて冷やしている風景が見られます。9月9日に訪ねたときは夏のように暑
い日でしたが 手をつけてみるととても冷たく感じられました。
流れの中で揺れる梅花藻
澄み切っている清流
落ち葉を交えた梅花藻
早くも彼岸花が..
資料館:
醒井の案内資料はJR醒井駅にもありますが 「米原町醒井宿資料館」 に
詳細な資料が揃えられています。この資料館はアメリカ人ヴォーリズ氏の設計
によるもので 約90年前に建てられ 郵便局として使われてきたものだそう
です。中に居られた管理人さんは 折り目正しい老年の紳士で 丁寧に質問に
答えてくださいました。
(
ヴォーリズ氏は生涯の大半を近江八幡市で過ごし キリスト教の伝道 近江
兄弟社の設立 多数の建築 などの実績を残した人です)
米原町醒井宿資料館
(前面の斜め模様は写真を縮小したために生じたものです)
米原町醒井宿資料館
(古い建築物の展示)
グルメ:
JR醒井駅横に2階建ての観光センター(というような)建物があります。
写真などのギャラリーが2階にあり レストランや物産店が1階にあります。
ここでのお勧めは
池田牧場 のイタリアンジェラートです。さわやかな味は
抜群です。シングル300円。お店は遠慮がちにとても狭い一角にあり その
ためか ホームページに掲載されている店舗一覧リストには醒井が入っていま
せん。
醒ヶ井の水を使った豆腐もお勧めです。

少し足を延ばすと
醒井養鱒場 で鱒
料理を楽しむことができます。緑が一杯
の山合いにあります。秋は紅葉がきれい
です。
醒井養鱒場
交通:
・JR醒井駅へは 米原駅から大垣・岐阜方面行き普通(各駅停車)に乗り
一駅(米原の次の駅)。自動改札機がないので Jスルーを使うときはご
注意ください。
・JR醒井駅から梅花藻の地蔵川までは徒歩数分です。
・JR醒井駅から醒井養鱒場まではバスで約20分(約5キロ)250円。
・米原から車で行くとき 国道8号線から国道21号線に入り 番場の忠太郎
像を横目に見て15分位(約10キロ)で醒井に着きます。
(散策:2004年9月9日)
(脱稿:2004年9月30日)
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